自分の為に生きてるつもりでした。
自分の為以外の誰の為に、生きるの?
それぐらい自信がありました。
でも、心の中をよくよく覗いてみたら、
私が、やってきた事、やりたかった事のほとんど全部が、
お母さんの為でした。
お母さんが「立派な人に見えるように・・・」
お母さんが「良い人に人に見えるように・・・」
せめて、「普通の人に見えるように・・・」
私が、ちゃんとしていないと、母が悪く言われると思っていました。
だから、勉強もして、真面目で、良い子でした。
グレるだけの経済的な余裕も、時間の余裕も無かったからかもしれません。
バイトしないと、食べていけなかったから・・・
将来の夢とか、希望とか、そういった物は、
自分以外の恵まれた環境の人の為の物であって、
私には、目の前の厳しい現実しかない。
そんな風にしか考えられない10代でした。
20代、大人になってからは、益々、大変。
奨学金の返済、実家の仕送り。
喫茶店に行くなんて、私にとっては、贅沢な事でした。
ただ、ひたすらに、何かあった時の為に貯金をして・・・
やっとお金が貯まった頃に、ちゃんと、病気になりました。
原因不明の症状が続き、やせ細り、35キロ以下にまで、なって、、、
そこから、体重量ってません。
だって、痩せてるの見たらわかるし、
痩せ続けるのが止まらないのは、ひたすら怖かったです。
私が、何がしたいのか、考えられるようになったのは、
本当に、ここ数年かもしれません。
お母さんの為でもなく、
誰の為でもなく、
自分の為に、やりたい事はなんだろう?
最初は、考えても、答えは、かえって来ませんでした。
でも、何度も、何度も、繰り返し
自分の心に聞くことを続けました。
私は、何が欲しいの?
私は、どうしたいの?
そして、どんなアホみたいなことでも、出来ることは、やりました。
「駄菓子」が欲しい。
「ぬいぐるみ」が欲しい。
そんな物買って、どうするの?
という様な物でも、買えるものは買いました。
バカにしていた、ディズニーランドにも行きました。
これは、本当に以外な自分の気持ちでした。
そして、暫く、通いました。
ミニーちゃんを見ながら、号泣しました(笑)
そういうアホみたいな事を積み重ねていくうちに
段々、私は、自分の気持ちにつながれる様になっていきました。
そして、楽になりました。
お母さんの為に、、、
その気持ちに嘘は無かったけど、
誰かの為に、、、
は、一瞬で、裏返って、
お前のせいで!!
恨みに変わる。
母を恨みに恨んでる自分とも出逢いました。
一番、見たくない自分の姿でした。
そして、私は、なんでも「お母さんのせい」にして
自分の人生、挑戦してこなかった事にも、気づきました。
おまけに、お母さんは、私に、あんまり期待して無かったみたいです。
私が、好き放題、生きる様になってからの方が
気楽そうです。
私の「親孝行してるでしょ?!」という圧力が減ったからだと思います。
私のねじれた心が解けていくと、
世界は、広がって、光に満ちている事に気がつきました。
自分の為にいきて良い。
これは、私が一番、唱えた魔法の言葉かもしれません。
今、未来が見えなくても
今、自分のやりたい事がわからなくても
自分に言ってあげて下さい。
もう十分だよ。
自分の為にいきて良いよ。
ワガママでも良いよ。
なんの役に立たなくても良いよ。
自分のやりたい事を考えても良いよ。
自分の為にいきて良いよ。
大丈夫よ。
親不孝でも良いよ。
そんな風に見えるだけかもしれないよ。
お母さんは、不幸っぽい顔なだけかもしれないよ。
だから、安心して自分の好きな事して良いよ。
自分の為にいきて良いよ。
今日も、読んでくださって有難うございます。